ここ数年の地域別最低賃金の引き上げや、人材確保等のための賃上げは、初任給にも影響を与えています。ここでは昨年11月に人事院から発表された調査結果(※)等から、医師や看護師などの初任給に関するデータをご紹介します。
上記調査結果や過去の調査結果から、医療関連職種別に平均初任給額(以下、初任給額)の推移をまとめると、下表のとおりです。

医師の初任給額をみると、2025年は前年より2.1%増加の約46万円でした。2年連続の増加で、2018年以降の最高額となりました。
薬剤師は2025年には25万円を超えました。2.6%の増加です。医師と同様に2018年以降では最高額になっています。
診療放射線技師は、2025年から新しく養成所等卒と大学卒の別に初任給額が公表されており、大学卒の方が養成所等卒よりも金額が高くなりました。養成所等卒の2025年は、約21万円で前年比3.1%の増加となっています。
栄養士の大学卒は、2025年に20万円を超えました。2018年以降では初めてで、前年比4.9%の増加です。短大卒は2025年も18万円台となりましたが、前年より1.9%減少しました。
看護師は20万円以上で増加が続いています。2025年は前年比2.2%増加で、2018年以降で初めて22万円を超えました。
准看護師は、2025年から養成所卒と看護学校卒の別に初任給額が公表されており、看護学校卒の方が5,000円程度高くなっています。養成所卒は2018年以降で初めて19万円を超えました。
2025年は栄養士短大卒以外で初任給額が増加しました。2026年はどうなるでしょうか。
(※)人事院「令和7年職種別民間給与実態調査」
日本標準産業分類の公務を除くすべての大分類に該当する産業の企業規模50人以上、かつ、事業所規模50人以上の全国の民間事業所を対象に2025年4月〜6月に行われた調査です。なお、2020年から2022年の期間は新型コロナウイルス感染症の影響で、医療関連職種が調査対象から外れていました。また、表中の下線のある金額は、調査事業所が10以下であることを示しています。2025年の金額は、事業所規模100人以上の平均になります。
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